アンダーワールド2:エボリューション

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【STORY】
数百年に渡りヴァンパイアとライカン(狼男)の一族は人間の知らない闇の世界=アンダーワールドで熾烈な闘いを繰り広げていた。吸血鬼の女戦士セリーンはライカンが、人間の医師マイケルを追いかけていることを知り、ライカンとマイケルを調べ始める。ある時、地下鉄構内でマイケルと後を追っていたセリーンはライカンの奇襲を受け、激しい銃撃戦の中でマイケルを助け出し屋敷へと連れて帰るが、ヴァンパイアのリーダー、クレイヴンは人間を屋敷に入れたことで激怒し取り合ってくれない。セリーンは500年の眠りについていた真のリーダー、ビクターを目覚めさせ、ライカンの企てを阻止しようとするが、ライカンに噛まれていたマイケルは逃亡しライカンに捕まってしまう。いつの間にかマイケルに思いを寄せ始めていたセリーンは、彼の血を使って恐ろしい計画が立てられていたことを知りライカンに戦いを挑む。しかし、そこでセリーンは衝撃の事実を次々に知ることになるのだった。

【REVIEW】
ここのところPVやCMの世界から映画業界に進出する新進気鋭の監督の活躍がめざましい(らしい)。『マルコヴィッチの穴』のスパイク・ジョーンズや『チャーリーズ・エンジェル』のマックジーなどが認知度高いと思うけど、意外とCMやPV畑から進出してきた監督が多い。『テキサス・チェーンソー』のマーカス・ニスペル、『ザ・セル』のターセム、『セブン』のデヴィッド・フィンチャー、『スナッチ』のガイ・リッチー、『ハンガー』のオムニバスに参加したジェイク・スコット、ラッセル・マルケイ、『トレーニング・デイ』のアントン・フクア、『ロスト・イン・スペース』のスティーブン・ホプキンスなどがそうだし、古くはリドリー・スコット&トニー・スコット兄弟もCM出身だったりする。そういえば日本でも『弟切草』の下山天、『SF サムライフィクション』の中野裕之、『鮫肌男と桃尻娘』の石井克人も映画畑出身ではなかったっけ。

そんな中で「ワイズマン・スタイル」と呼ばれるダークな美的映像世界を作り出し、「ヴィジュアル・ウィザード」と呼ばれるレン・ワイズマン監督が本作『アンダーワールド』をひっさげて登場した。ただし、ワイズマン監督の場合、映画にもずいぶん前から関わっていて、『インデペンデンス・デイ』『メン・イン・ブラック』『GODZILLA』に美術部門担当として参加もしていたようだ。この業界に入ったときから映画を撮りたかったという監督の念願が叶った1作目は監督自ら脚本に関わり、しかも全米初登場1位という業績を残した。

今までに何十、何百と描かれてきた吸血鬼と狼男が登場する本作だが、人間の知らない闇の世界=アンダーワールドで繰り広げられる、種族の存亡を巡る熾烈な争いを描きながらも、吸血鬼の女戦士セリーン(ケイト・ベッキンセール)とマイケル(スコット・スピードマン)の淡い想いなどが同時に映し出される。

なにはともあれ、この作品の一番凄いところは、アクション女優としてケイト・ベッキンセールを起用したことだろう。『パールハーバー』や『セレンディピティ』しか知らない人が本作を観たら、まずセリーンがケイトだと判らない(とはいえ『めぐりあう時間たち』のニコール・キッドマンのように顔をじってる訳ではない)。とにかく、彼女のアクションもぴしっと決まっているあたり、キャスティング・ディレクターも鼻高々だろうし、ケイト自身も熱い役を演じるのはとても面白いし、挑戦だったと語っている。ちなみに撮影後婚約した監督に対しては「安心感を持って演じることが出来たこの仕事は、細かいところまで把握している監督の存在があったから。本当に情熱のある人」と羨ましいコメントも。

ストーリーもありがちなハッピーエンドや丸く収まる大団円は迎えない。こちらもダークだ。このダークな物語と映像美は映画館で観てこそ、その威力が発揮されるだろう。『アンダーワールド2』もすでに決まっているとのこと。続編も楽しみだ。
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